こんにちは、元専業ブロガーで現在WebエンジニアのYUUKIです。
本日は2019年の大晦日ということで、元専業ブロガーらしく今年1年をブログで振り返ろうと思います。
2019年は僕がアフィを本格的に始めた2015年と同じぐらい変化のあった年でした。
最初に僕のエンジニアとしての経歴を簡単にまとめます。
エンジニアになるために勉強を始めたのが2018年で、当初は右も左もわからず、知り合いのブロガーから教えてもらった基本情報技術者試験のテキストをパラパラ読んだり、ProgateでHTMLやCSSを学ぶことからスタートしました。
就職を意識しはじめたのが2018年秋頃。以降は、もくもく会に参加したりアフィを止めて自主学習に専念するようにしました。
2019年に入って就活始めて1ヶ月で会社が決まり(内定2日後に入社というスピード感)、せっせと働き始める訳ですが、当初は業務のキャッチアップに時間が掛かり苦労しました。そもそも会社で働いた経験がなかったので、技術力以前にビジネス面で力不足な点が多かったのですが、そこ気にしてもしょうがないので自分にとって何が必要か常に考えながら仕事してました。
現在は個人開発を行っておりまして、PHPに関して一通りアウトプットしたいという気持ちから、生PHPで一から設計してコーディングしてます。
https://github.com/YuukiTetsuya/mokumoku
もう7割ほど出来てるけど、リファクタリングとデザイン面考慮してもう少し時間を掛ける見込みです。(宣伝w)
ここからは、この一年を通して学んだことや、自分の中で出した結論をまとめていきます。
エンジニアとブロガーの根本的な思想の違いと、仕事が人に与える影響
エンジニアとブロガー、両方経験してみて両者は明らかに異なる業界だな、と改めて感じました。
(ここで言うエンジニアにはSier系とWeb系のSE、プログラマーが含まれています)
まず、働いてる人の性格の違いについて。
エンジニアは手に職を付けていることもあり、いい意味で仕事に対するプライドが高く、拘りが強い人が多いと感じました。上流の人でも元プログラマーであれば僅かな鋤でも指摘して改善しようと取り組みますし、なあなあにして放置、ということは基本的にない業界です。
一方、ブロガーは世間の需要に合わせて発信する職業であることから、プライドを捨てて仕事に取り組んでる人が多いです(そもそもそうしないと稼げないですが)発言が二転三転するなんて日常茶飯事で気にもせず、いかに自分を出して支持を集めるかが、ブロガーとして成功する鍵でもあります。
ここで重要なのは、どちらも「元々」そういう指向のあった人がエンジニアなりブロガーなりに就くのではなく、自分が確立されていない状態で職に就くことで、自然と業界の慣習に慣れ、影響を受けていくという点です。僕もエンジニアではなかった1年ほど前は、「アジェンダ」とか「エビデンス」なんてカタカナ語の多用に違和感しか感じませんでしたが、エンジニアになってからそれが当たり前すぎて、自然と自分も使うようになりました(そもそもITでは海外発祥の概念が多く、本来の意味を捉えるという点でもカタカナ語の使用が望ましかったりする)
そういった観点からも、「転職は若い内の方が有利という」話には納得がいきます。
年を取れば取るほど、自分が携わってきた業界の思想から離れることが難しくなりますからね。
たまにエンジニアもブロガーも両方並行して活動してる人がいますが、そういう人は業界の異なるギャップを埋めることが上手な、柔軟な考え方が出来る人ですね。僕も、どちらかと言うとそのポジションに行けるかもしれない。(現状両方中途半端だが)ただ、エンジニアとして働くとどうしてもブロガー寄りの思考から離れていってしまうので、こういう記事を書く時はなるべく自分を客観視するようにしてます。
例えば、エンジニアでブロガーとしても活動を始めた人って、記事中に専門用語を多用して読者を置いてきぼりにする傾向にあるんですよね。もちろん、「初心者を求めていない技術記事」であれば良い(最近Linuxにはそういう思想があると聞いた)んですけど、初心者向けに発信してるのに専門用語を多用していては、誰に伝えているのかわからなくなってしまいます。
話が脱線しましたが、仕事が人を作っていく面って予想以上に大きいなと感じました。人生の大部分を占めるのが仕事なので、当たり前っちゃ当たり前かもしれませんが。元々エンジニア指向でない人が、勤めはじめてエンジニア指向になっていく過程も目の当たりにしましたし、エンジニアの素質があるないに関わらず、ブロガーからエンジニアに転向しても上手くいく人も多いと思います。
こういった発想は恐らく複数の職を経験しないと出来ないですし、そういう意味でも就職して良かったな、と感じています。
ライフハックを意識する重要性について
アフィリエイターやブロガーって、ライフハックを意識することは少ないと思います。
しかし、人生と生活の質(QOL)を向上させることは、自分の成長にも繋がりますし、周りにも良い影響を与えるので、能動的な意識をすることが重要だな、とこの一年を通して思いました。
実は勤めている会社でこの考え方を学ぶことが出来ました。会社ではTodoリストを効率的に管理したり、目的をどのように達成するかプランを練ることに重きをおいているのですが、これらは自分の人生にも深く影響を及ぼしてきます。以前は「やんなきゃな」と思いつつ放置されてる事が大量に有りましたが、ライフハックを意識してからは、より深く言語化することで重要度に沿って作業をこなす考え方を身につけることが出来ました。
TrelloでGTDを活用するやり方
会社だとそもそも作業の重要度は上によって決められるので、自分にとってそれが必要かどうか、を考えることは中々難しいですが、フリーランスや経営者であればこの点強く意識することが必要不可欠であるように感じます。
本を読み、アウトプットするということ
自分は20歳でアフィを始める前まで、本を読んだり記事を読んで物事を解釈する機会が殆どありませんでした。アフィを始めて以降は、人から学ぶ重要性を理解して、他人の書いた記事を参考に自分の仕事に役立てることが多くなったのですが、ただ記事を読むだけでは継ぎ接ぎの情報しか学べない事もわかっていました。
そんな中、エンジニアの学習を始めるのですが、当初はあまりにも分からないことが多すぎて、「何がわからないかわからない」状態でした。これは基礎から学ぶしかないと思い、基本情報技術者の勉強を始めたのですが、そこで本を読むことで体系的に学ぶ学習法のメリットを知って、以来、新しい技術を学ぶ際はなるべく本を買って基礎から学習するようにしています。
最近読んだ本 独習phpについて
また、本は読むだけでは駄目で、解釈する為にアウトプットして自分の中に知識として定着させることの重要性も感じています。そもそも人間が知識を定着させるのに一番効果あるのが「人への説明」だと言われており、学習における知識定着率の高さを表すラーニングピラミッドでは、講義を受けるのが5%に対し、ティーチングでは90%と、定着率に18倍もの差があることがわかっています。

こうしてブログにまとめて発信することも、ティーチングに近いですが、普段からティーチングを意識して学習に取り組むと、効率的な知識の習得につながると身にしみて感じています。
2020年の抱負
2019年の抱負は「Webエンジニアと胸を張って言えるようになる」でしたが、抽象的だったのでもう少し詳細に話すと、Webエンジニアとして必要な技術を習得し、他にはない強みを身につけることでした。正直言うと、この目標は達成出来ておらず、予想以上に覚えること多いな、と壁の高さに驚愕して、基礎を積みあげる一年となりました。
2020年の抱負は、「Webエンジニアとして、最低限人に教えられるレベルになること」にします。
その為に必要な具体的な行動として、以下3つを目標に掲げます。
- Webアプリケーションを3つリリースすること
- IT資格を2つ取ること
- 月一冊本を読了すること
多分、月ベースで本一冊読了と資格を取るのが自分の中ではそこそこのハードルで、Webアプリに関しては好きなんで自然と行動に起こすかなと思っています。
やっぱり自分ブログ好きだな、という話
最後に、こうしてブログを書くとやっぱり自分ってブログ好きだな、と改めて思いました。自分の考えが常に頭に浮かんでるので、それを言語化するのが本当に楽しい。
強制されて書くブログは好きじゃないけど、自分の発想を自由に表現出来るブログは最高ですね。対して、YouTubeはメディアとしては好きだけど、動画を作成する労力があって中々継続ができない。
ただ、動画需要が高まっているのもわかっているし、5G時代に備えて自分にとってメリットの大きいYouTubeは早めにやったといた方が得だよな〜と感じています。ただ、自分がアフィを始めた頃のように、なにか大きなキッカケがないと続くものでもないですね。
来年は、どこかでそういった出会いがあることを期待しながら、この一年を締めたいと思います。