【文系向け】SE研修前に勉強しておくと楽になる内容まとめ

転職

こんにちは、元専業アフィリエイターで現在WebエンジニアのYUUKIです。

私はWeb系企業に勤めていますが、業務内容にはいわゆる「SE」が行う内容も多く含まれています。
また、知人にSIer企業に勤めている方が多いこともあって、Sierの業務内容に関してある程度理解しています。

そんな中、Sier企業に入社してSEの研修についていけない、勉強が大変だという声を多く耳にしています。特に、文系出身だと入社前のSE研修についていけるのか、心配な方は多いでしょう。私自身、未経験からエンジニアになって大変だと思う場面は数え切れない程ありました。

という訳で、今回は私自身の経験を元に、SE研修前に勉強しておくと楽になる内容をまとめていきたいと思います。(ここで扱う内容はIT全般に言えることだと思うので、Web系企業の方にもオススメです)

ITパスポートの試験勉強をする

ITパスポートはIPAという経済産業省所管の独立行政法人が管理している国家試験です。

IT企業に勤めるならこの試験で扱う内容ぐらい理解しておけ
と言われている程ベーシックな内容を含んでいます。

業界未経験からSI企業に就職するなら、是非とも受かっておきたい試験でしょう。

例として、こんな問題が出てきます。

1. A社がB社に委託した業務において,C社からB社に派遣されているK君が開発したプログラムの著作権の帰属先はどこか。

ア A社 イ B社 ウ C社 エ K君

2. ERPパッケージの特徴として適切なものはどれか。

ア 業界独特の業務を統合的に支援するシステムなので,携帯電話事業などの一部の業種に限って利用されている。
イ 財務会計業務に限定したシステムであるので,一般会計処理に会計データを引き渡すまでの機能は,別途開発又は購入する必要がある。
ウ 種々の業務関連アプリケーションを処理する統合業務システムであり,様々な業種及び規模の企業で利用されている。
エ 販売,仕入,財務会計処理を統合したシステムであり,個人商店などの小規模企業での利用に特化したシステムである。

3. セキュリティリスクへの対応には,リスク移転,リスク回避,リスク受容,リスク低減などがある。リスク移転に該当する事例はどれか。

ア セキュリティ対策を行って,問題発生の可能性を下げた。
イ 問題発生時の損害に備えて,保険に入った。
ウ リスクが小さいことを確認し,問題発生時は損害を負担することにした。
エ リスクの大きいサービスから撤退した。

正解

1 イ
2 ウ
3 イ

耳慣れない単語が多いと思いますが、これらの問題には、実務で知っておくべき内容が多く含まれています。

例えば、1の問題は派遣先企業にプログラム著作権があるという、知的財産権の基本を問いています。
また、派遣労働者は皆さん大好きSESとは違い、派遣先企業の「社員」として働くので、派遣先から直接指示を受けられます。(SESは常駐元から指示を受ける)

こういった基礎知識を知っておくと、なんとなくIT業界の構造が分かってきますので、研修前に楽になると思います。

しかし、ITパスポートにはこんな声もあります。

「ITパスポートなんて取っても意味ない!」
最低でも基本情報技術者でしょ!」

ネット上でこういう情報を見かけたのかもしれませんが、よっぽど勉強が出来る方か試験を受けたことのないミーハーの意見なので鵜呑みにしないようにしましょう。業界未経験だと、基本情報技術者の内容を理解しようとしても挫折する人が大半だと思います。(そもそも、基本情報の内容を理解できるレベルであれば研修に不安がらなくてよい)

基本情報はIT業界歴3年目ぐらいの人が受けるのに適した試験ですし、
入社前研修を受けるレベルであれば、ITパスポートで十分だと思っています。
(情報系学部出身なら話は別かも)

ショートカットキーを使えるようにしておく

皆さんは、ブラウザを閉じたり切り替えたりする時にマウスを使っていませんか?
もしそうなら、効率悪いので今直ぐショートカットキーを覚えましょう。

IT企業では、会話をしながらPC操作をすることもあるので、その際にいちいちマウスを使っていては円滑に事が進みません。

ショートカットキーの使用から逃げていると、後ほど上司から指摘を受けます。
身体になじませるまで時間が掛かるので、早い内にショートカットキーをマスターしておきましょう。

以下のページにあるキーぐらいは無意識に使えるようになっておきたいです。

絶対に覚えておくべきショートカットキー(Windows10)

ちなみに、殆どのSI企業ではWindowsを使用しています。就職先によりますが、Windowsの操作には慣れておきましょう。

ツールの使用に慣れておく

SEの業務ではドキュメントを作成することが多い為、ExcelやWordなどのソフトに使い慣れておくといいと思います。

ExcelとWordの実力を示せる「MOS」という資格があるので、この資格取得を目標に勉強するのも良いでしょう。


また、Windowsのソフト以外にも、ネット上のツールを利用する企業は多いです。
就職先の企業が何のソフトを使うかにもよりますが、以下の有名所は抑えておくと良いかも。

  • Googleスプレッドシート/カレンダー
  • コマンドライン
  • Slack
  • Backlog
  • Redmine
  • Trello

研修はスピード感あるので、ベースの知識があると有利

SI企業に勤める知り合いに聞くと、どの企業も研修は3ヶ月程度であることが多いようです。
ただ、業界未経験の人が僅か3ヶ月の研修で仕事をこなせるのか?と言うと疑問です。

上記の理由もあり、研修はハイスピードになりがちです。そうなると、業界未経験で事前勉強をしていないとついていけない場面が多々出てきます。

道筋立てて育成してくれる企業であれば良いかもしれませんが、いずれにせよ、上記に上げたスキルを習得しておくことで、研修が楽になります。

今後のキャリア形成の為にも、先取りしておくと良いでしょう。

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この記事を書いた人

元専業アフィリエイター・ブロガー。
現在はWebエンジニアの27歳。
運営メディアは月間150万pvを超えたことも。

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