CBTとはなにか?PBT・IBTとの違いや今後の試験業界についてまとめてみた

CBT業界に興味を持っているYUUKIです。

今回自分の理解の整理の為に、CBTとはなにか、PBTやIBTとの違いや、今後の試験業界について調べてみました。

CBT試験って何?

簡単に言うと、「テストセンターにあるPCで試験を受けること」を指します。

CBTとはComputer Based Testingの略で、試験における工程を全てコンピュータ上で行うことを意味します。CBTには、テストセンターで受けるタイプと、自宅で受けるタイプの2種類がありますが、
通常「CBT」という用語を用いるのは、「テストセンターで受ける」場合です。

後述しますが、「自宅で受ける」場合は、「WBT」「IBT」といった用語を用います。

CBTは海外発祥のモデルで、日本では1990年代から導入され始めました。
受験者はコンピュータ上に表示された問題を、選択問題はマウス、記述問題はキーボード、音声問題はコンピュータから流れた音声をマイクで解答します。選択問題はコンピュータ上で自動採点し、記述・音声は機械が採点できる場合のみコンピュータ上で自動採点します。自動採点されたら受験者は直ぐに結果が分かるようになってます。

CBTのメリットとして、
・随時試験で実施されるため、受験者は自分の好きなタイミングで受験できる
・ネットで完結する為直ぐに結果が分かる。受験者の満足度も高い。
・試験会場、試験監督を設ける必要がなく、資材を節約できる為、PBT(紙の試験)に比べて大幅にコスト削減できる
・動画や音声試験をPCで実現可能な為、試験の表現の幅が広がる。
・紙の試験に比べてカンニングのリスクが殆どなく、セキュリティに強い
・災害に強い。大きな災害が起きても試験を延期する必要がないケースが多い

などが挙げられます。

また、国が2026年までに公文書を全面電子化する方針を発表していることもあり、今後は試験も紙ではなくPC上で管理することが推奨されます。

PBTとの違い

PBTはPaper Based Testingの略で、紙を用いた試験形式のことを言います。
主にマークシートを使って試験を実施します。CBTとの大きな違いは、CBTは随時試験、PBTは一斉試験で行われることにあるようです。

CBTではテストセンターにあるPCを使って受験するので、PBTのように一斉に試験を実施する必要がありません。テストセンターに200,300とPCを置いて実施するのは現実的ではありませんからね。対して、PBTは大きな会場に受験者を集めて同じ問題を配布し一斉に試験を実施することが多いです。
なぜ一斉に実施する必要があるかと言うと、CBTに比べて会場を借りる、試験官を雇う、といった工程が必要なので、そうするとコスト的に一斉に実施した方が効率が良いからだと思われます。

PBTはCBTに比べると、主催者側には以下のようなデメリットがあります。
・テストを実施するのに会場を借り、試験官を雇い、問題を印刷、試験後の受験者の管理を手動で行う必要があるなどCBTに比べてコストが高くなりがち
・同じ問題を受験者に配布するため、カンニングなどセキュリティが心配
・災害が起きた際の対策が大変。延期・中止を迫られると、今後の試験運営にも影響がある。(新型コロナでは密を避ける必要がある為、延期や中止を迫られたケースも多い)

また、受験者側には以下のようなデメリットがあります。
・採点に時間がかかるため試験結果が分かるまで待たされる
・会場・日程が決まっている為、手間が大きい。特に就活を控えた学生は合否結果がわからないと次に進めなかったりして機会損失が大きい
・音声や映像試験(特に4技能を測る英語試験)は会場の機材を使う為、機材の調子によっては聞こえづらく、点数が変動してしまう。

メリットとしては、一斉試験なのでその試験専用の問題だけ作れば良いという点(CBTでは事前に問題を大量に用意し、その中から出題する)や、紙の試験なのでPCが苦手な人でも解答が容易である点が挙げられます。

CBTとIBTの違い

IBTはInternetBasedTestingの略で、場所に囚われずインターネットで試験を受ける試験形式のことを指します。
例えば自宅で試験を受ける試験形式はIBTに分類されます。

テストセンターで試験を受けるのがCBT、それ以外で試験を受けるのがIBTと考えると分かりやすいでしょう。いずれも端末を用いて受験しますが、CBTはPCで受けるのに対し、IBTはPC以外にもスマホ・タブレットで受験することも多いです。

IBTの用途としては、資格の更新や模擬試験、またエントリーレベルの試験のプロモーションがあります。

CBTに比べると、厳格性が損なわれるというデメリットがあります。カンニングや問題流出には最新の注意を払う必要があり、対策として受験者を監視するシステムを導入する団体も多いとか。受験者をカメラで監視し、試験実施前の360度チェックやボディチェックはもちろん、試験中に不審な動きがあれば監視員が指摘・報告する仕組みを設けたり、最近は監視の部分をAIに代替するシステムも存在するようです。

試験業界はこれからCBT・IBTの導入が盛んになる

コロナの影響もあり、大きな会場を借りて試験を実施する従来のPBTに疑問視する声が多く上がっており、実際にPBTからCBTに移行する試験団体は多いようです。特に2020年には基本情報技術者試験がCBTに移行したことが話題になりました。

また、まだ厳格な試験を実施するのに技術的に追いついていない部分がありますが、IBTを実施する試験団体も増えているようで、今後はCBTだけでなくIBTにも注目する必要がありそうです。

以上、手前味噌ではありますがPBT・CBT・IBTの違いや今後の試験業界についてまとめさせていただきました。

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元専業アフィリエイター・ブロガー。
現在はWebエンジニアの27歳。
運営メディアは月間150万pvを超えたことも。

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