Linux系の試験といえばLPICが有名ですが、最近新しくLinux Essentialsという試験が登場しました。
この試験を一言で言うと「LPIC-1よりも簡単な入門者向けのLinux系試験」です。
諸事情あってこの試験を受けることになり、本日合格できました。
という訳で、合格したてほやほやのYUUKIがLinux Essentials合格に必要な参考書と勉強方法、難易度を解説します。
Linux Essentialsの勉強法
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↑3つの手順を2週間〜1ヶ月ぐらいでこなせば、Linuxに触ったことのない初心者でも合格できると思います。
ここからは、各勉強方法の詳細を順を追って解説します。
Linux Essentialsの参考書
「さわって学ぶLinux入門テキスト」一択です。
参考書選びで重要なのは、「手を動かして覚える本」を選ぶこと。
Essentialsはコマンドの暗記問題が多いです。本で学習しただけではコマンドの挙動を覚えるのは中々大変です。
自分でLinuxを触って学習すれば実際にコマンドを打って挙動を確認することができます。「さわって学ぶLinux入門テキスト」は、タイトル通りまさに手を動かして覚えるので、その点試験勉強には最適の本でしょう。
ちなみに、上記の本はこちらの記事で書評しています。
さわって学ぶLinux入門テキストを読んだ感想
Ping-tの「最強WEB問題集Linux Essentials」の全問題を金にする
Ping-tとは、ITベンダー試験に特化した学習サイトです。
このサイトの優秀な点は、各問題の解説がしっかりしているところ。
Linux Essentialsの過去問は出回っていないので、ある程度問題の根本から理解していないと合格はできません。だから問題の解説を読み込んでおく必要がある訳です。
「最強WEB問題集Linux Essentials」には、Essentialsの全範囲の問題が収録されています。
Ping-tの仕組みとして、各問題の理解度ごとに「銅」「銀」「金」とメダルが設定されています。最初は「銅」に設定されており、同じ問題を3回連続で成功すれば「金」になります。全問題が金になるまで繰り返し解きましょう。
模擬試験を10回ほど受ける。理解が曖昧な問題がなくなるまで解説を読みこむ
「最強WEB問題集Linux Essentials」では、本番試験を想定した模擬試験も受けることができます。
この模擬試験を10回程受け、毎回受けた後に間違えた問題の復習をしましょう。
さらに、理解が曖昧な問題の解説を読みこんで、本番試験に対応できるようにしましょう。
試験を受けてみた感想
難易度でいうと、前回受けた「PHP7技術者認定初級試験」より遥かに簡単でした。
ITパスポート並か、それより簡単だと思います。
受験時間は60分で40問、800点中500点以上で合格です。
僕は690点でした。

試験結果レポートは受験直後にもらえます。合否判定が受験直後に分かるのは良いですね。
しかし、完答した気がしたのに何問かミスった模様。自己採点厳し目で挑んだ方がいいかもしれません。
余談ですが、試験の申し込み手続きが面倒でした。
ピアソンVueというサイトで受験手続きしますが、申し込み方法がわかりにくい。受験会場では受験前手続きで何回もサインを求められて大変でした。
ただ、この試験を通してLinuxとは何なのか大枠で理解できましたし、コマンドのオプションやファイルシステム、シェルについても基礎部分を学べたので良かったと思います。今後分からないことがあった時にググる手間が省けそうです。
今年の目標の1つは資格を3つ取ることなのですが、今回で2つ取れたので次回3つ目は「LPIC 101・102」を受けてみたいと思います。
Linux Essentialsまとめ
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