お久しぶりです。PHPエンジニアのYUUKIです。
phpの学習方法は色々ありますが、やはり技術書での学習は鉄板ですよね。
私も技術書を買い漁っては一冊ずつ読んではいますが、やはり「体系的に学ぶ」という点では、継ぎ接ぎの学習よりは本を通して学んだ方が効率は良いです。
そんな中で、phpに関して基本を体系的に学べる良書はないかな〜と探していると、何やらphpエンジニアの間では「独習PHP 第3版」という本が非常に評価が高いという噂を耳にしました。
早速購入して読了しましたので、今回は独習PHPの感想や評判、みなさんが気になるであろう読了時間についてまとめていきます。
独習PHP 第3版の概要と感想
まず、独習PHP 第3版とはどんな本か?概要を説明しますと、ズバリ
「php7.0バージョンに対応した、phpの基本を網羅した上で、phpのオブジェクト指向を体系的に学べる書籍」です。
私はphpの動画教材や技術書を他にも読んでますが、それらの教材と比べて、独習PHPには以下の特長があります。
- 読者が納得いくよう、各用語の意味を丁寧かつ詳細に記述している
- 文章だけでは理解し辛い点を、具体例を提示し、図柄入りで説明されているので理解しやすい
- オブジェクト指向の概念を基本から抑え、かつphpでクラスを作り既存コードに組み込む点まで説明している
- 組み込み関数の利用シーンを併せて数多く説明している
理解しにくい用語を「わからない点はググってください」というスタンスではなく、本の中で詳細に説明しているのが主な特長で、これほどまで読んで腑に落ちる本は久々でした。「おまじない」なんて言って読者を混乱させることが全くないので安心するんですよね。
そして、「オブジェクト指向」について体系的に説明している点もphp書籍にしては珍しいなと思いました。「カプセル化」「継承」「ポリモーフィズム」などの概念はもちろんのこと、php独自のトレイトや、名前空間のオートローダまで、幅広く抑えています。ネットワークに関しても、HTTPメソッドをphpのスーパーグローバル変数と併せて学習できるので、とても理解しやすいです。
また、対象読者は「全くのプログラミング初心者」ではなく、「プログラミングの基本は抑えている」歴数ヶ月〜1年程度のエンジニア向けだと思いました。最低でもProgateやドットインストールで基本を学習済か、SEやプログラマーとして実務経験が少しでもあったほうがいいと思います(特にサーバー周りをイジることが多いので、その点本当の初心者には厳しいかも)
独習PHPの読了時間について
独習PHPは読むページ数で言えば540、全体で560ページあるので、一日二日で読破するのは厳しいと言えるでしょう。
「本の内容を80%以上理解する」という意味では、エディタに向き合って学習しなければならないので、仕事をしながらの社会人で毎日学習した場合だと2週間〜1ヶ月は読了に日数を要すると思います。(相当に頑張って1日50ページ進むかな、という印象)
読み終えるだけであれば、1週間も掛からないと思います。
独習PHPの評判
Twitterを見る限り、やはりphp初級者〜中級者向けで、良書と言えそうです。
独習PHPについてまとめ
最後に、独習PHPについて簡単にまとめます。
- 対象読者プログラミング歴数ヶ月〜1年程度の初心者phpエンジニア向き
- 内容はphpの基礎からオブジェクト指向の基本を抑えている
- phpエンジニアには評判の良い良書
全560ページとまぁまぁ長いので根気強く学習しないと終わりませんが、終えた頃にはphpの基本を網羅できるでしょう。